タイガーの炊飯器で注目を集めている「JPI-X100KX」と「JPI-S10NK」。
どちらも“ご泡火炊き”を採用した高性能モデルですが、見た目だけでは違いがわかりにくく、どちらを選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか?
実はこの2機種、同じタイガー製でありながら機能や使い勝手に明確な差があります。
- 「JPI-X100KX」は100周年記念モデルで特別カラーや高級感あるデザインを採用
- 液晶表示の視認性やデザイン性に違いがある
- 保温性能や省エネ性能に若干の差異あり
- 対応メニューや時短炊飯の時間にも差が見られる

選び方に迷ったら、この記事を読めば答えが見つかります!
▼インテリアとして見た目にもこだわりたい方 JPI-X100KX


▼おおまかな機能は同じでリーズナブルな JPI-S10NK


JPI-X100KXとJPI-S10NKの違いを比較
まずは「JPI-X100KX」と「JPI-S10NK」の違いをわかりやすく表にまとめました。
JPI-X100KX | JPI-S10NK | |
---|---|---|
発売モデル | 100周年記念モデル | 通常モデル |
カラー展開 | フォグブラック、タルクホワイト、バーガンディ | ブラック、ホワイト |
液晶表示 | ブライトグレー液晶 | オレンジクリア液晶 |
本体サイズ | 幅25.2×奥行30.2×高さ21.1cm | 幅25.2×奥行30.2×高さ21.1cm(ほぼ同一) |
質量 | 約5.4kg | 約5.4kg |
年間消費電力量 | 約87.5kWh | 約86.2kWh |
炊飯メニュー | 少量旨火、極うま、冷凍ご飯など豊富 | 極うま、少量旨火、冷凍ご飯など共通 |
デザイン性 | 特別カラー・天面ロゴあり | スタンダードデザイン |
抗菌しゃもじ | 付属(銀系) | 付属(銀系) |
内なべ仕様 | 遠赤9層土鍋かまどコート釜(厚さ約3mm) | 遠赤9層土鍋かまどコート釜(厚さ約3mm) |
主な違いまとめ
- 100周年記念モデルでデザインやカラーが特別
- 液晶の色・視認性の違い
- 年間消費電力に若干の差
- デザイン性・プレミアム感の違い
- メニュー構成はほぼ同じだが見た目・雰囲気の差が明確
デザインとカラーバリエーションの違い


「JPI-X100KX」は100周年記念モデルとして登場し、バーガンディなどの限定カラーを用意しています。
加えて、天面には“T”の模様が施され、キッチンに置いたときの存在感と高級感が際立ちます。
一方の「JPI-S10NK」はブラックとホワイトのベーシックカラー。インテリアに自然に溶け込む落ち着いたデザインです。
どちらも360°どこから見ても美しいデザインを採用しており、見た目の違いは好みが分かれるポイントです。
液晶の見やすさ
「JPI-X100KX」はブライトグレーの大型クリア液晶を採用。
視認性が非常に高く、ボタンのエッジも立っているため操作性に優れています。


「JPI-S10NK」はオレンジ色のクリア液晶。文字の視認性は十分ですが、よりシックで洗練された印象を求めるならX100KXが優位です。
消費電力の違い
JPI-X100KXは年間消費電力量が87.5kWh、JPI-S10NKは86.2kWhとわずかに省エネ性能で後者が優れています。
年間40円ほどで差はわずかですが、電気代が気になる方は気に留めておくと良いポイントです。
特別モデルとしての価値


JPI-X100KXは100周年記念として設計されており、タイガーの技術と美しさを詰め込んだモデルです。
「所有する喜び」や「特別感」を求める方には満足度の高い選択になるでしょう。プレゼントにも適した仕様です。
▼インテリアとして見た目にもこだわりたい方 JPI-X100KX


▼おおまかな機能は同じでリーズナブルな JPI-S10NK


JPI-X100KXとJPI-S10NKの共通点
- ご泡火(ほうび)炊きによる高火力とやさしい泡立ち
- 遠赤9層土鍋かまどコート釜を採用し、蓄熱性に優れた内なべ構造
- 「極うま」「冷凍ご飯」「少量旨火炊き」など豊富な炊飯メニュー
- 抗菌加工しゃもじ(SIAA認証)を標準装備
- 食器洗い乾燥機対応の内ぶた・スチームキャップ
- 圧力クリーニングによるお手入れのしやすさ
ご泡火炊きによる高火力とやさしい泡立ち


どちらのモデルにも共通するのが、タイガーが誇る“ご泡火炊き”です。
これは、土鍋の火加減と泡立ちを再現した炊飯技術で、お米一粒一粒を細やかな泡で包み込み、ふっくら粒立ったごはんに炊き上げる仕組みです。



特に弾力と甘みが際立ち、炊き上がった瞬間の香りも非常に豊かです。
日常のごはんが「格上の味」になると感じるほどの違いを実感できます。
遠赤9層土鍋かまどコート釜の採用


両機種ともに内なべには遠赤9層土鍋かまどコート釜を採用。
内なべの外側には熱伝導に優れた銅と蓄熱性の高い土鍋素材をコーティングし、上下の温度差による強い対流を生み出します。
これによってごはん全体に均一に火が通り、芯までふっくらとした炊き上がりになります。
加えて、内側の遠赤コーティングで熱の浸透力も高まり、まさに土鍋炊きに近い仕上がりを楽しめます。
豊富な炊飯メニュー


JPI-X100KXもJPI-S10NKも、炊飯メニューが非常に充実しています。
「極うま」では吸水時間を長く取り、旨みと香り、甘みを最大限に引き出したご飯を炊くことができます。
また、「冷凍ご飯」メニューでは炊飯後の保存を見越した炊き方が可能で、解凍時のパサつきやべたつきを軽減。
「少量旨火炊き」や「少量高速」など、日々の使い勝手に優れた時短メニューも両方に搭載されています。
抗菌加工しゃもじの標準装備
どちらのモデルにも抗菌加工が施されたしゃもじが付属しています。
これはSIAA認証を取得しており、菌の繁殖を抑える効果が実証されています。
日常的に使用する道具だからこそ、清潔で安心して使えるのは嬉しいポイントです。



自立式で立てて置けるのも便利です。
お手入れのしやすさ


お手入れ面でも共通して優秀です。
内ぶたやスチームキャップは食器洗い乾燥機対応で、毎日のメンテナンスも簡単。
さらに、どちらにも高温の蒸気で内部を洗浄する“圧力洗浄コース”が搭載されています。
手が届きにくい部分のにおいや汚れもスッキリ落としてくれるので、清潔に使い続けられるのも大きな魅力です。
▼インテリアとして見た目にもこだわりたい方 JPI-X100KX


▼おおまかな機能は同じでリーズナブルな JPI-S10NK


JPI-X100KXのメリット、デメリット
デメリット
機能面の差が少ないため、価格が高めでコスパが悪く感じる人もいる
「無難な色」が欲しい人には不向き
ブライトグレー液晶は見え方に好みが分かれる場合も
メリット
100周年記念モデルで特別カラーと高級感あるデザインが魅力
キッチンに置いた際の存在感があり、インテリア性も高い
大型ブライトグレー液晶で視認性が高く、落ち着いた見た目
▼インテリアとして見た目にもこだわりたい方 JPI-X100KX


JPI-S10NKのメリット・デメリット
JPI-S10NKのデメリット
外観や液晶表示はベーシック
デザイン重視の人には物足りなさを感じる可能性がある
オレンジ液晶は見やすいが、デザイン性ではX100KXに劣る印象もある
JPI-S10NKのメリット
必要な機能を備えながら価格を抑えた高コスパモデル
ベーシックなカラーでどんなキッチンにもなじみやすい
初めて高機能炊飯器を選ぶ人にもおすすめのバランス型モデル
▼おおまかな機能は同じでリーズナブルな JPI-S10NK


JPI-X100KXとJPI-S10NK おすすめどっち?
JPI-X100KXをおすすめする人
・キッチン家電にもデザイン性を求める人
・限定モデルやプレミアム感に魅力を感じる人
・液晶表示の視認性や操作性にもこだわりたい人



見た目にこだわりたい人にぴったりです。
▼インテリアとして見た目にもこだわりたい方 JPI-X100KX


JPI-S10NKをおすすめする人
・コスパを重視して選びたい人
・日常使いに無理なく使える炊飯器を探している人
・シンプルで飽きのこないデザインが好きな人



JPI-S10NKは、炊飯器としての基本性能が非常に高く、それでいて価格も比較的手ごろな点が魅力です。
▼おおまかな機能は同じでリーズナブルな JPI-S10NK


Q&A
Q1. JPI-X100KXとJPI-S10NKのごはんの味に違いはありますか?
A. 基本的な炊き上がり性能はほぼ同じで、どちらも「ご泡火炊き」や「遠赤9層釜」によるふっくら粒立ちごはんを楽しめます。
特別な炊き分けや味の違いはないため、味の差よりもデザインや使い勝手の違いが選ぶポイントになります。
Q2. 炊飯時間はどちらが早いですか?
A. 両機種とも「少量高速」メニューを使えば、0.5合で約15分、1合で約17分とほぼ同じスピードで炊飯できます。
忙しい朝や急ぎの食事にも対応できる便利な機能です。
Q3. 保温性能に差はありますか?
A. 「粒立ち保温プログラム」を搭載しており、どちらのモデルも炊きたてのようなふっくら感を保ちます。
メーカーの測定結果でも、保温後の水分蒸発率はX100KXがやや低いものの、体感差は少ないレベルです。
Q4. 操作のしやすさはどうですか?
A. JPI-X100KXはブライトグレーの大型液晶とエッジの立った操作キーを採用しており、やや視認性と操作性に優れています。
JPI-S10NKも十分見やすいオレンジ液晶ですが、デザインの好みで選んでOKです。
Q5. デザイン以外で価格差の理由は何ですか?
A. 実質的な違いは「限定モデルであること」「高級感あるカラーと仕上げ」「液晶表示のデザイン性」が主な要因です。炊飯性能や内なべ仕様はほぼ同じのため、プレミアム感に価値を感じるかどうかが選び方の分かれ目になります。
▼インテリアとして見た目にもこだわりたい方 JPI-X100KX


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JPI-X100KXとJPI-S10NK 違いを比較まとめ
タイガーの炊飯器「JPI-X100KX」と「JPI-S10NK」は、どちらも“ご泡火炊き”や“遠赤9層土鍋かまどコート釜”を搭載した高性能モデルです。
炊飯性能にはほとんど差がなく、どちらを選んでもふっくら粒立ちのおいしいご飯を楽しむことができます。
最大の違いは「デザイン」と「モデルの位置づけ」。
JPI-X100KXは100周年記念モデルとして、限定カラーや高級感ある液晶、操作キーの作り込みまでこだわった特別仕様。
一方のJPI-S10NKは価格を抑えつつも機能は十分で、普段使いにちょうど良いバランスモデルです。
価格よりも見た目や所有満足度を重視する方にはJPI-X100KX、コストパフォーマンスや使いやすさを重視したい方にはJPI-S10NKがおすすめです。



あなたの生活スタイルや価値観に合わせて、ぴったりの1台を選んでください。
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